なぜ収益物件情報は少ないのか?
2020年05月19日
こんにちはTAISHIN THSです!
収益物件というと、
某大手業者などが提案する、
「アパートやマンションの一棟買い」
「不動産投資セミナー」
みたいなのばかりが目について、
一般のサラリーマンが
低予算から始められる投資案件、
収益物件というのは、
なかなか見つけられない。と思いませんか?
実は、それには理由があるんです。
そういった実質の利回りが
10%〜15%を超えるような物件は、
ほとんどが情報を一般に出す前に
売れてしまうからなんですね。
では、「情報も公開されていないのに、なんで売れてしまうの?」
という事なんですが、それは
物件を抱えた業者が、
不動産投資をされている
お客さん(顧客)に、
情報を一般公開する前に、まず
「この物件どうです?」
と紹介してしまうからです。
ほとんどの場合は、
その時点で売れてしまう事が多い
というわけです。
もちろん、全てが一般的に
公開されていないわけではないですが、
目が肥えていなければ、
なかなか気がつかず、
見つける事が難しいと思います。
それに、
もしそういった物件情報が出れば、
目ざといお客さんはすぐに見つけてしまいます。
惑わされやすい不動産投資
不動産投資に限らず、
情報に疎いと、メディアやネットの情報は、
Google検索で上位に表示されていたり、
大手がやっている。というだけで
信用してしまいがちになります。
いくらネットでの評価が高く、
有名な会社が出している情報でも、
それが自分自身にマッチするかどうかは、
また別の話しですし、
必ずしも万人にとって有益であるかどうかで、
広告や情報の「ネット検索でのランク」
が位置付けられるわけではないからです。
仮に、お金持ちが
節税対策の一貫でやるような投資を、
一般のサラリーマンが
頑張ってやったとしても、
収益をあげるのはかなり難しいでしょう。
例えば、
新築マンション1棟所有などの場合は、
元々の利回りが低いうえ
家賃が高額なために、
空室率など投資としてのリスクも
かなり高いからです。
なので、自分自身には
どのような投資が向いているのか
をまず知ることから始めなければなりません。
今はネットでいろいろなノウハウが垂れ流され、
しかもすぐに検索できるため、
勉強する前に盲目的に信じ込んでしまったり、
思い込んでしまう危険性も高いのです。
世の中がネット社会の今では、
上位検索される情報、
検索されやすい情報は、
発信する側の「一方的な広告」
である事が多いですし、
情報を発信している一般人も、企業からの報酬(アフィリエイトなど)をあてにして「忖度記事」を書いている場合がほとんどなのです。
便利なネット検索ですが、
それなりにリスクもあります。
まずは自身が今探そうとしている情報に関して強くなり、
惑わされないうようにしないといけません。
あまり知られていない投資の成功例
私の知る限りでは、
不動産投資をしている方は必ず、
その方それぞれ個人のやり方があり、
そのルールに則って物件を買ったり売ったりしています。
例えば、あるお客さんは
仕入れる物件はいくらの価格までで、
毎月いくらの収入が手元に入る
区分所有(マンションやアパート1室)物件。
と条件を明確にしています。
そして、そういった比較的低価格の物件
(具体的には350〜600万くらい)
をいくつも所有する事で、リスクを分散しています。
マンションやビルを1棟買いせずに、
一戸建てや区分所有を複数所有する
こういう方法の良い面は、
・利回りが良い
・家賃も安いために満室率が高い
・メンテナンスなどの時期などもずらして行える。
・売りたい時に処分できる(換金性が高い)
・賃料の上げ下げがし易い
といったところです。
逆にリスクの部分はというと、
全ての物件を把握して、
処分する時期、メンテナンスする時期を
頭に入れておかなければならないことと、
常に新しい物件を仕入れる事、
今所有している物件を売却する事も想定して、
適宜売りに出したり、
常日頃から物件を探しておく必要がある事。
それに低価格の物件全てが良いわけでは無いので、
ある程度物件を見る目が必要なことでしょうか?
区分所有だと、メンテナンス費用は
それほどかかりませんが、
一戸建てなら費用が高額になるケースもあるので、
償却が終われば売却し換金する事も頭に入れつつ
物件を管理しなければならないでしょう。
ただ、それができれば比較的安定した
不動産収入が得られますし。
リスクも他の投資と比べてもかなり低いです。
不動産では数少ないリピーター
不動産は一生のうちに何度も買ったり
売ったりするものではありませんし、
不動産屋に毎週定期的に通っている。
という人はあまりいないでしょう。
不動産屋は、家を売ったり買ったりする時に行く程度で、
それは通常なら人生のうちにそう
何度もあることではありませんし、
普段不動産屋に行かなくとも生活に支障はありません。
しかし、多くの資産を持っていたり、
不動産投資をしており、
常に物件を買ったり売ったりしているようなお客さんは、
不動産業者にとってもすっかり顔馴染みとなります。
そして、そういうお客さんは、
特にやりとりもスムーズで話しも早いので、
業者も収益の案件を抱えると、
まずそういったお客さんが頭に浮かぶわけです。
なので、ほぼほぼ利回りの良い収益物件は、
リピーター顧客さんがまず第一に
買ってしまうことか多いと思います。
しかし、こういったお客さんが
全てリッチなセレブばかりというわけではなく、
特に特別な資格があるわけでもありません。
不動産投資を始めて間もない人もいれば、
これから不動産を資産として持っておきたい。
というごく一般的なお客さんがほとんどです。
まとめ
不動産投資はいろいろなやり方があり、
扱う物件も様々です。
実は、「不動産投資」と大々的に
セミナーなどをしているところに
話しを聞きに行くことよりも、
情報をコツコツ自分で探して行くほうが、
身の丈にあった投資ができるのです。
全てとは言いませんが、
投資セミナーなどという類のほとんどが、
言い方は悪いですが、
「情報弱者を集めた不動産の販売方法」
であったりします。
不動産投資は、
何か特別な資格がいるわけでもなければ、
ノウハウを知るためにセミナーに参加し、
物件を買わなければならないうような
敷居の高い物でもありません。
不動産業者に相談すれば、
物件さえあればいつでも見せてもらえます。
まずは収益物件がどんな物なのかを
自分自身が足を運び見て回るのが一番の秘訣であり、
そうすることで、
収益物件の情報も見えてくるようになると思います。