シロアリの恐怖!
2020年04月10日
こんにちは!TAISHIN THSです!
今回はシロアリについてお話しさせて頂きます。
中古物件で、よくあるのが
シロアリの被害により建物がダメだった!
という場合です。
築年数が浅くても、シロアリの防除処理をしていなかったり、
継続して湿気が多い状態(雨漏りや、濡れたままで放置など)
にある物件などは、建物や建築資材が
シロアリに食われてしまっていることがよくあります。
もしも、柱や梁など、
家の構造躯体部分に被害が及んでいる場合は、
最悪の場合家が倒壊してしまうこともあります。
シロアリ被害は恐ろしいのです。
シロアリ対策は必須!
シロアリは、あらゆる場所に発生するものだと考えるべきです。
得に湿気の多い床下や水回りなどは、シロアリの温床となりやすいです。
新築の場合、
シロアリが構造物の木材に寄り付かないように、
防蟻処理を施しますが、これもいつまでも効果が続くわけではなく、
最近の防蟻処理業者の保証期間は5年間
となっている場合が多く、新築であっても
最低10年に一回、定期的防蟻処理をやっておくのが理想でしょう。
中古物件を手に入れ、
リフォームを実施する所有者さんも、
この「防蟻処理」を工事の見積もりから外そうとする方もおられますが、
私たちも、「防蟻処理はやっておいた方が良いですよ」と、
必ずしもアドバイスさせていただいてます。
というのも、建物がシロアリに食われると、
家屋が倒壊してしまうという危険性もありますが、
いざ家を売ろうとしても、
家屋がシロアリに食われたことがあるとなると、
それだけ物件の価値が下がってしまいますし、
修復費用に余分なお金をつぎ込むことになってしまいます。
家を売却する場合、
シロアリに食われたことは、買主に告げなければならず、
隠しておくと損害賠償の対象になる場合もあります。
そして、シロアリを駆除し、
修繕した内容も「重要事項に記載」しておく必要があります。
坪あたり、7,000円~の費用がかかりますが、
シロアリの防蟻処理は定期的にしておくのは重要です。
でなければ万一の場合、余分な費用がかかるばかりか、
家を買い替えようとなった時に、売却もしづらくなってしまうのです。
シロアリがいるかどうを見分ける方法は?
家の周りに木材や木の切り株を放置していないか?
シロアリは湿気が多い場所を好み、地面から侵入してくるため、家の周りに置きっぱなしの木材や、木の切り株、段ボールなどが置きっぱなしになっていないか確認します。
もし、その木材がシロアリに食われていたり、段ボール下にシロアリがいた場合は、そこから床下を通って柱や柄を伝い、家にシロアリが侵入している可能性があります。
水回りや、玄関などに長年放置した家具の下
水回りはもちろんですが、濡れた雨具や靴を放置したりする玄関もシロアリが発生しやすい場所だと言えるでしょう。
画像は、玄関の上り框(あがりかまち)がシロアリ被害にあってしまった例です。
空家だけではなく、住んでいる家でも、シロアリ被害にあっていることに気がつかないことも多いのです。
木の粉や、フンのようなものが落ちている
シロアリがいると木を食い荒らすので、シロアリがいる箇所に、木の粉やフンのようなものがたくさん落ちているものです。
こういったゴミが最近やたらと増えたというような場合は、マットや荷物、家具を動かしたり、床下や天井を確認してみるとよいでしょう。
また、木が虫に食われると、木材の内部がスカスカになるので、以前と比べてベコベコしてきたり、叩いてみた時に空洞になっているように響く場合も要注意です。
・蟻道がある
シロアリは、蟻道と呼ばれるトンネルのような通路を作ります。庭に朽ちた木の切り株があったり、近所にシロアリの巣があるようなところだと、そこから家屋の中まで蟻道を作り侵入してきます。
なので、シロアリは他のアリのように地面を歩いているのを見ることはあまりありません。目が見えず、光を嫌うので、何かものにあたる度に方向を変えて蟻道を作っていきます。
地面から家の基礎などを伝い、上の画像のような蟻道がある場合は、シロアリが侵入している可能性があります。
羽蟻がいる
家の中に、羽蟻が飛んでいる場合は、シロアリの巣がかなり大規模に成長してきている可能性があります。こういう場合は、直ちに業者に依頼し調べてもらうのがよいでしょう。
羽蟻は、シロアリだけでなく、クロアリもいますが、シロアリの羽蟻はクロアリに比べて、
・体に対して羽が大きい
・体が白っぽい
・羽が透明よりもやや薄茶色
などの特徴があります。
シロアリは知らず知らずのうちに侵入し、家を食い荒らします。
普段から家の周りに、木材や、木くず、切り株などを放置しないことも大切ですが、防蟻処理などのメンテナンスも定期的に行うのも重要です。
悪徳な業者もいる場合もあるので、工務店や不動産屋が普段から防蟻処理を依頼している業者に頼むか、紹介してもらうようにするのが工事を安くしてもらうためのコツです。
木造の家屋をリフォームする場合、必ずシロアリが来ないように処理しておくことをお勧めします。