注意喚起!特殊詐欺とは?
2020年02月13日
こんにちは!TAISHIN THSです!
泉州地方でも、今はお年寄りが一人で暮らしている家や、若い世代がいない家庭が増えています。
今回は、そんな一人暮らしのお年寄りや、若い世代がいない世帯が騙されてしまいやすい「特殊詐欺」について書いてみたいと思います。
特殊詐欺とは?
特殊詐欺とは、詐欺業者が電話やハガキ等で親族や公共機関の職員等を名乗り、現金やキャッシュカードをだまし取ったり、
医療費の還付金が受け取れるなどと唆し、ATMを操作させて詐欺業者の口座に送金させたり、脅して現金を巻きあげたりする犯罪のことです。
特殊詐欺の例
ここでは、よくある代表的な特殊詐欺の例をいくつかご紹介します。
最近は、手口がますます巧妙化し、以前は簡単に騙されなかった人も思わず引っ掛かってしまうほど、最近は手口が巧妙になっていると、大阪府警の方が、宅建士研修の際にも注意喚起に来られていました。
詐欺業者も次々新しい手口をバージョンアップしているようです。
簡単に騙されないように奴らの手口をよく知っておきたいところです!
オレオレ詐欺
親族を名乗り、「不倫相手を妊娠させてしまい、示談金が必要。絶対返すから助けて!」等と言って、現金をだまし取る手口です。
詐欺師「もしもし、お母さん?オレ〇〇やけど・・・風邪で喉の調子がおかしいねん。声変やろ?」
母親「あ!〇〇かいな。病院は?行ったん?」
詐欺師「今からいくねん。あっそれと携帯壊れて新しくしたから、この番号登録しとって。また電話するわ!」
母親「番号変わったんやな。体に気ぃつけや。」
と、詐欺携帯番号を登録させ、本当の息子に連絡できないようにします。
そして後日・・・・・・
詐欺師「実は、不倫相手を妊娠させてしまって、相手の旦那と揉めてんねん!弁護士に相談したら、示談金300万円で、なんとか和解できそうやねん。お金は絶対返すから、助けて。お願い!」
母親「えぇ!?あんた何してんの!!(でも息子が困っているしなぁ、助けてあげないと。)銀行の定期預金を解約すれば、なんとか300万円は用意できそうやけど・・・。」
詐欺師「ほんまにありがとう。今、弁護士と相談してて手が離されへんねん。お金は弁護士事務所の人に取りに行ってもらうから渡して。ごめん!△△駅まで来てくれへん。着いたら連絡してほしい。」
と人気のない所に誘導し、現金を騙し取ります!
番号が変わったと言われたら、必ず前の息子さんの番号に電話しましょう!
預貯金詐欺
警察官、銀行職員等を名乗り、「あなたの口座が犯罪に利用されています。キャッシュカードの交換手続きが必要です」と言ったり、
役所の職員等を名乗り、「医療費などの還付があります。カードが古いので、カードを取りに行きます」等と言って、暗証番号を聞き出しキャッシュカード等をだまし取る(脅し取る)手口を使うのが預貯金詐欺です。
詐欺師「もしもし、市役所の△△と申します。あ な た は 、 医 療 費 を 払 い す ぎ て い ま す の で 、3万4,980円の還付金を受け取ることができます。書類を送っていますが、確認していただきましたか?」
被害者「お金が戻って来るんですか?書類は届いていなようですけど?」
詐欺師「そうですか。本当は、手続き期限が過ぎているのですが、本日中にATMで手続きをすれば、還付金を受け取ることができます。キャッシュカードを持って、急いで近くのATMに行ってください。ATMについたら、手続き方法を説明しますので、私に連絡してください。電話番号は、××-××××-××××です。」
被害者「もしもし、今ATMの前に着きました。」
詐欺師「それでは、私の言うとおりに操作してください。まず、キャッシュカードを入れてください。次に、こちらから還付金を振り込みますので、「お振り込み」のボタンを押してください。」
被害者「お振り込みですね。はい、押しました・・・。」
詐欺師「それでは、最後にあなたの個人番号を入力します。498765と入力して、最後に「確認」を押してください。これで手続きは完了です。」
犯人の言うとおりに操作してしまうと、自分の口座から犯人の口座にお金が振り込まれます。
犯人の言う番号は振込の金額で、この番号は49万8765円のことで、その金額がだまし取れてしまいます。
ATMで還付金を受け取ることはできません!!
架空料金請求詐欺
インターネットや郵便を利用して不特定多数の者に対し、未払い料金があるなどの架空の事実を口実とした料金を請求する文書を送付するなどして、現金を預金口座に振り込ませる方法で、被害者は20代、30代の比較的若い人が多いのが特徴らしいです。
携帯電話のメールに「有料サイトの料金が延滞しているので延滞金を振り込んでください。」などと要求し、現金を騙し取るという手法の詐欺です!
はっきりしない請求等は無視してまずは相談!!
携帯電話やパソコンに
「総合情報サイト利用料金未納」
「無料期間が過ぎても退会手続きがされていない」
「身辺調査開始・訴訟手続開始・自宅・会社への訪問」
等不安にさせる内容のメールが届きます。(ハガキの場合もあります。)
文中の連絡電話番号に電話をすると
「本日中であれば間に合う」
「延滞料金は毎日加算される」
「払わないと裁判になる」
「こちらには、あなたがアクセスしたログが残っている」
等と丁寧な口調で説明され、記載してある額面の他、延滞料、調査料、退会料などを上乗せして、多額の料金を請求されます。
最近は、口座振り込みだけでなく、レターパック等で送金させる手口もあります。
「レターパックで現金送れ」は詐欺です。犯人は、レターパックに現金を入れ、ポストに投函するように指示してきます。
一度現金を振り込むと
「他のサイトの運営者からも請求が来ている」
「訴訟準備が進んでしまい追加費用がかかる」
と更に請求されたり、別業者を名乗る犯人からも請求を受けたりします。
キャッシュカード詐欺盗
詐欺師「もしもし、△△警察署の◇◇です。実は詐欺グループの犯人を逮捕したのですが、
あなたやご家族名のキャッシュカードが不正に利用されているおそれがあることがわかりました。」
被害者「えっ!本当ですか!?キャッシュカードはありますけど…。」
詐欺師「不正に利用されないために、保護申請が必要となります。保護申請するため、これから金融庁の職員
を自宅に向かわせるのでキャッシュカードを用意しておいてください。」
被害者「わ か り ま し た 。 用 意 し て お き ま す 。」
数分後・・・玄関にて。
詐欺師「金融庁の□□です。キャッシュカードを保護しますので、
この封筒の中にキャッシュカードと暗証番号を書いた紙を入れて下さい。封をするので、印鑑を押してください。」
被害者「わ か り ま し た 。 印 鑑 を 取 っ て き ま す 。」
詐欺師「印鑑を押してもらったので、キャッシュカードの保護ができました。○日までは絶対に封筒を開けないで下さい。」
被害者「ありがとうございます。わかりました。(大変な事に巻き込まれてしまったけど、キャッシュカードが入った封筒も手渡してもらったし、これで安心。(後は○日まで封筒を開けないでおくだけね。)」
犯行の発覚を遅らせ、確実に現金を引き出すために、「○日まで封筒を開けないで」等と言います。
警察、金融機関がキャッシュカードを封筒に入れさせることはありません。
まとめ
今回の記事は、大阪府の協力要請に基づき、大阪府警の資料を参考に作成しています。
少しでも怪しいと思えることがあれば、まずはネットで同じような事例がないかどうかを検索してみたり、先ずは警察に相談してみるのが良いと思い