汗をかいてデトックスは間違ってる!?
2020年02月05日
こんにちは、TAISHIN THSです。
今回も健康についての話題です。寒い日が続きますね〜。
寒いからサウナに行って温まって、ついでに汗をかくことで体内から毒素を追い出そう!なんて思っていませんか?
体内の毒素をだすデトックスですが、デトックスにも様々な方法があるようです。
簡単なところでいうと、よく汗をかくことがデトックス効果があるように言われていますが、汗で体内の毒素はほとんど出ないらしいのです!
しかも効果がないばかりか、やり過ぎると危険なこともあるようですよ!
デトックスにもっとも効果があるのは便を毎日きっちり出すこと、だということです。
実は汗をかいてもほとんど効果はありません。
毒素排出には、毎日の便通をよくすることがもっとも良いことらしいです!
汗では毒素をほとんど出せない
体内に溜まった、よくない物質を体の外に出すために効果的な方法として、よくデトックスと言う言葉が使われます。
水分をしっかりとって、汗をかくことが重要なように言われますが、汗と一緒に毒素も排出されるというのは、都市伝説に過ぎなかった。
ということがナショナルジオグラフィック日本版でも下の記述のように解説されています。
人間が汗をかくのは体温を下げるためであって、老廃物や有毒物質を排出するためではない。
その役目を負うのは腎臓と肝臓である。
もちろん、都市伝説の中にも一粒の真実はあるものだ。
この場合も例外ではない。汗の成分の大部分は水とミネラルだが、様々な種類の有毒物質も含まれている。
デトックスと称して、サウナやホットヨガをしたりする方もいると思いますが、普通の人が1日45分間の激しい運動を行ったとしても、1日の発汗量はせいぜい2リットルほどです。
これには、運動していない平常時の発汗も含まれるそうです。
そして、それだけの汗をかいても汚染物質は0.1ナノグラム以下しか含まれていないという結果です。
どんなに大量の汗をかいて、体内の毒素を出そうとしても、その日体内に摂取した汚染物質の1%すら排出できないということです!
なくならない発汗デトックスビジネス。やりすぎると命取りに
スパやホットヨガなどデトックス効果を宣伝し続けているものの。
体内に取り込んだ有害な化学物質を汗で出して、がんなどを予防できるとい効果は科学的に実証されていないそうです。
そればかりかやりすぎると命の危険さえある場合があります。
カナダのケベックで35歳の女性が、デトックス・スパトリートメントを受け、泥パックをしてラップで包まれたうえ、頭に段ボール箱をかぶせられ、毛布にくるまって9時間横になり汗をかき続けた。
それから数時間後、なんとその女性は熱中症により女性は死亡しました。
ちなみに、1日に必要以上の水を飲んでも尿が薄まるというだけで毒素の排出は多くならないのだそうです。
つまり、水分は喉が乾けば摂るようにするのが良いというわけです。
まとめ
デトックスといえば、一般的によく汗をかくことが重要だとされて、排便をおろそかにしがちですが、排泄することはとても大事なことなんですね。
体に多くの栄養を摂取することも大事ですが、毒素や、余分なものを体外に排泄することは、美容と健康にもとても大事なことです。